Vegas Pro 18はビルド334にアップデートしました。
アップデートは本家のサイトからダウンロードマネージャーで本体のみインストールしてアップグレードインストールしました。
Vegas Pro 18の日本語版が発売になりました、Vegas Pro 8時代は前のブログで結構知ったかふりしてTIPSを書いていましたが、近年ネット上ではVegas Pro 18に関する記事や動画など多数見かけるようになり下手すれば受け売りになりかねないので遠慮しています。
Vegas Pro 18の目玉でNVENCのエンコード速度の向上が挙げられていますが、ネットのうわさではVegas Pro 17と比較して約30%ほど早くなったのが一般的なレポートで劇的に早くなったわけではありません。
個人的にAdobe Premiere Pro 2020とVegas Pro 18によるH.264やH.265のエンコードは、どちらも標準ではパラメータの指定が貧弱につき、こちらの記事で紹介したVoucoderを愛用し標準のエンコーダーは全く使用していません、これはAdobeでも同じです。
今回は映像ソースはXiaomi Mi 10 5Gグローバル版 の4K/60p HEVCで撮影したクリップを使用し2分間のプロジェクトをMAGIX HEVC/AAC MP4とVoucoderのレンダリング速度を比較してみました。例によりPCのスペックはページの右下に表示しています。
統合グラフィックカードドライバーの更新チェック
NVIDIAのドライバは頻繁に更新されていますがVegas Pro 18から更新チェックが「ヘルプ」メニューの「ドライバのアップデート確認...」からダウンロードできるので目立たないけどありがたい機能追加です。
VEGAS Pro設定のエクスポートとインポート
OSをクリーンインストールやPCを変更した場合に面倒なのが新規インストールしたNLEソフトの設定ファイルやキーボードショートカットなどを元の環境に戻すことです。
Vegas Pro 18も「オプション」メニューから「設定をエクスポートする...」「設定をインポートする...」新コマンドが追加されたので試してみましたが、もともと英語版をレジストリ値の追加でで無理やり日本語で動作させているせいか日本語ロケールが英語に変更されたり登録したはずのVSTエフェクトがリセットされ、キーボードショートカットやその他の設定変更は反映されていましたが、どうもおかしな動作をするようです。
詳細なレンダリング進行状況ダイアログ
UIの日本語化はされていませんがレンダリング進行状況をNASなどのネットワークディスクは表示されませんがHDD,SSDなどの残りのディスクスペース、予想されるレンダリング時間、終了時間、ファイルサイズ、などに関する情報が表示されます。
今回のバージョンアップでエフェクト、トランジション、メディアゼネレータウインドウにタブ機能が追加されました。
Vegas Pro 17のトランジションウインドウなどはツリー形式となっており、余計なサイドパーティーエフェクトもインストールしていたせいでエフェクト選択するのに一苦労し、使用するエフェクトは決まっており、せめてAdobe のようにカスタムビンのようにお気に入りでもあればあれば便利だと思っていました。
Adobeのエフェクトウインドウのカスタムビンはプリセット、オーディオ、ビデオエフェクトなどがひとまとめできるので確かに重宝します。
Vegas Pro 18からビデオFX、トランジション、メディアジェネレーターウィンドウにタブで区分されているので多少改善されたようです。
エフェクトはカテゴリー毎にタブで区分されており、エフェクト名の頭にある☆をクリックしたら、お気に入りにエフェクトを追加でき、すばやく見つけることができ便利になりました。
今回はエフェクトウインドウについて触れてみました。