2019年9月25日水曜日

DeskMini 310PC換装

昨年こちらの記事で紹介したDeskMini 310/B/BB/JPベアボーンキットの使用目的は自宅で日常的なビデオ編集のカット編集のみで編集後のプロジェクトはメインマシンにバトンタッチして無駄がない編集と書き出しをしていました。
確かに単純なカット編集やレンダリングはこなせても、作品としてのビデオ制作するにはAdobe製品やサイドパーティーのエフェクトに頼らざるを得ないのも現実、NVIDIA製のビデオカード抜きでは動作しないエフェクトがある現実と、逆に装着すれば恩恵があるのを実感していました。
そんな訳でDeskMini 310/B/BB/JPベアボーンPCのパーツはCPUをCore i7 8700からCore i9 9400に換装し、純正のCPUクーラーを取り付け、SSDとメモリーは変更することなく、基本OSのWindows 10 Proをクリーンインストールしてオークションに出品したら予想価格を大幅に上回る高値で落札されたので次のPCを組み立てることにしました。

DeskMini は専有面積が狭く重宝しており、出来れば同じ先週面積でNVIDIA製のビデオカード搭載と欲を出して思い出したのが昨年北米で発売になったASRock DeskMini(Z370)シリーズです。
しかし現時点で国内のショップでの新品の購入は困難でオークションでは何とかなると思い、探し当てた変態ベアボンASRock DeskMini GTX1060 6G(Z370)を4万円台半ばで落札しこれをベースに組み立てました。以下組み立ての記録です。
追加で購入したのは
メモリー:CFD SODIMM DDR4 PC4-21300 16GBx2(32GB)
一時期、高騰していたメモリーも安くなったのでビデオ編集で最低必要と考えている32GBを追加購入です。

手持ちパーツは
CPU:Intel Core i7 8700
DeskMini 310に装着していた6コア12スレッドで動作するCore i7 8700をそのまま使用しました。

SSD:WESTERN DIGITAL製 M.2 PCI-Express 256GB
       クルーシャル 2.5インチ MX500


M.2 SSDの稼働中に指をあてると火傷するのではないかと感じるほど爆熱で、妻のPCに装着し冷却の対策をしないで装着していたら1年で故障してしまい、M.2 SSDには何らかの冷却の対策の必要性を感じ、数年前のPCの遺物の薄型ファンを装着するために意味不明の突起を曲げて加工したらピタリと装着できました。これでマザーボードの冷却にも一役買ってくれそうです。

CPUクーラー:noctua(ノクチュア) NH-L9i
DeskMini 310をオークション出品前に純正と交換し余ったもので、DeskMini 310ではパフォーマンスが低かったので冷却ファンは0.21Aで事足りていました。
Z370チップはパフォーマンスが期待できるのでUPUファンを0.41Aの強力ファンに交換し、結論は、爆音でもそれなりに冷えるようで定格でエンコードで100%負荷をかけましたが最高温度は室温+40℃くらいです。とにかく回転数が100%になると五月蠅いの一言!ですが妙に安心感を感じ心地よい音に聞こえ「静音命!」だけがPCではないようなします。


専有面積はGPUのボード分は高くなりますが問題なしですが、本体の体積の増加、ACアダプタの巨大さと重さで現場への持ち運びは我慢するしかなさそうです。

CINEBENCH R15
GPU GeForce GTX 1060
スコアーは160.91fpsで手持ちのGPUでは最速で、NVENCによるエンコードではそれなりに威力を発揮してくれそうです。
CPU Core i7 8700
1308cpでmini-ITXなどにマザーボードに比較すると少しスコアー的には劣るようですがビデオ編集には問題ないレベルです。

Vegas Pro 17によるNVIDIA製GPUで編集快適?
あくまで個人的な環境ですがビデオ編集にNVIDIA製GPUは過去の経緯からして不可欠な要素が含まれており恩恵を受けてきたのも事実、どうしてもIntel CPUのみの環境では役不足を感は否めません・・
例えば「Vegas Pro 17」で編集中の再生は問題ありませんがトラックのカーソルによるスクラブによる早送り再生はイライラの連続、マザーボードの設定でIntel グラフィックの出力を有効にすれば「ユーザー設定」「ビデオ」タブ、「GPUによるビデオ処理の高速」設定でIntelクラフィックスを選択すると前述のとおり編集のパフォーマンスは明らかに劣りますがNVIDIAにすると多少スクラブのもたつきはなくなりますが快適かと言われたらそうでもないような気がします。

グラフィックチップを搭載したIntelのCPUの利点はNVIDIA製のGPUを搭載して、マザーボードのBIOS設定でチップセットの設定項目でオンボードグラフィック機能を有効にすればGPUエンコードやデコードでNVENCやIntelQSVの両方が使用できるようになります。
いずれにしてもNLEソフトなどの編集環境とマッチングさせてやる必要があり理想は、レンダリング中にIntelグラフィックスでビデオデコード、NVIDIAのNVENCでエンコードできれば理論上レンダリングは早くなるはずですが、細かい検証はNLEソフトウエアやエンコーダの準備がで出来ていませんので時間を見計らって効率のいいビデオ編集環境を探したいと考えています。

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