2018年9月10日月曜日

Vegas Pro 16 プロレベルのVSTオーディオプラグイン

 台風、地震と大規模災害が相次ぎ連日の報道を見ていると被災者の立場を自分の立場に置き換えると心が痛みます。
平成3年に台風19号(リンゴ台風)が長崎に上陸し日本海に抜け東北に上陸し農作物、特に出荷前のリンゴが壊滅的な被害を受け、我が家の屋根瓦も半分以上吹き飛ばされ怖い思いをし、日ごろから停電はあるもの!断水はあるもの!災害を他人事ではなく、遭遇した時の事を想定し、LEDライト、携帯ラジオ、乾電池、携帯ガスコンロとボンベ、6本入りの天然水1箱、スマホに3回ほど充電できる外部バッテリー、保存食などなど「備えあれば患いなし」の言葉を信じてライフラインが無くてもアナログでも数日は不便だけど普通の生活ができる備えだけは常日頃から心がけています。

以下、本題です。
・プロレベルのVSTオーディオプラグイン
 元々、Vegas Pro 8を使用していた頃、オーディオの扱いに関してはアドビ様にない優れた機能を感じて酷使していた時期がありました。
それは「Adobe Premiere Pro」がVSTプラグインに未対応の時期に、おまけ程度で搭載されていたオーディオエフェクトのレベルの低さでした。
10年以上前の苦い思い出は、退職祝いのサプライズで人生の足跡を上映するため静止画を集めて編集しDVテープに書き戻し会場のプロジェクターにDVカメラのAV端子にアナログ接続でで上映しました。
編集の過程でナレーションに重みを付けるため不用意に使用したリバーブエフェクトのおかげで、DVテープに書き戻したデジタル音声は音割れ状態の連続で大恥をかいた、いやーな!思い出があります。
今は音声の扱いに関して「Adobe Premiere Pro」は「Adobe Audition CC 2018」と同様の音声エフェクトで「VST3」対応などで「Vegas Pro 15」よりオーディオ編集に関しては立場が逆転したと考えていました。

「Vegas Pro 16」は新たにVSTプラグインとして、MAGIXの「EssentialFX」コーラスフランジャー、コンプレッサー、ディレイ、ディエッサー、ビッチャー、リバーブ、リミターなど基本的なエフェクトが11種類が追加されており、元々「MAGIX Samplitude Pro X3」など同社のDAWソフトで使用されておりベーシック音声エフェクトの大幅な強化が図られているようです。

 「Vegas Pro」シリーズは音に強いと言われ豊富なエフェクトが備わっていますが機能の良し悪しは別としてDAW関連のソフトは洗練されたUIが多いなか、白いUIでお世辞にも使いやすいとは言えず、何よりも分かりにくいと感じていたので、サイドパーティーのVSTプラグインを漁りまくりました、「Vegas Pro 16」のリバーブエフェクトのUIを「EssentialFX」と並べて比較するとその差は歴然です。

 ついでにリバーブエフェクトは語りつくされていることですが一言でいえば原音に反響音を付けて音のリアリティー、厚み等を表現するために欠かせないエフェクトの一つで使い込めば使い込むほど奥の深いエフェクトの一つだと思っており、かけすぎるとインパクトはありますがいやらしくなり、映像・音声エフェクトは、さりげなく使うのをポリシーにしています。

とはいえ過去では映像・音声ともにサイドパーティーのVSTプラグインエフェクトに頼っていたのも事実でベーシックエフェクトが強化されたものの「Vegas Pro 16」に関しても少し凝ったエフェクトを使用したい場合は物足りなさを感じています。

・以下、個人的な実践の範疇で記事内容は無保証です。
「Vegas Pro」とセットでMAGIX社に売却された「SOUND FORGE Pro 12.0」は結構使い込んでいた音声の編集ソフトで開発がストップしたと判断した時点で「Vegas Pro」同様PCのディスクトップから消滅していました。
その後、MAGIX社の豊富な音声テクノロジーを惜しげもなく搭載して64Bit化でバージョンアップし、愛着あるソフトの一つで日本だけで手にいる77%オフの期間限定キャンペーンでライセンスを入手していました。

そんなことはどうでもいい話ですが、早い話「SOUND FORGE Pro 12.0」の強力なエフェクトを「Vegas Pro 16」でこっそり使用する方法のメモ書きです。

「Vegas Pro 16」の環境設定で「VST Effects」タブ画面でプラグインフォルダを「SOUND FORGE Pro 12.0」のエフェクトフォルダの「C:\Program Files\MAGIX\SOUND FORGE Pro 12.0\MAGIX Plugins」を指定するとVSTプラグインを選択できるようになります。



当然、32Bit・64BitやVegas ProとSOUND FORGE Proに重複エフェクトが表示されますのでチェックボックスを外し非表示にします。

「Vegas Pro 16」で音声エフェクト選択ウィンドウを開くと使用できるエフェクトが増えています。

SOUND FORGE Pro Suiteをインストールしていたらデジタル環境でアナログ表現を可能とするアナログモデリングスイートなどが使用できるようになります。

以上「Vegas Pro 16」の音声について個人的なメモ書きで、大きな声では言えませんがアドビ様のNLEでもSOUND FORGE ProのMAGIX Pluginsフォルダを指定すると同様に使用できるようになりますが、マスタリングは「iZotope Ozone 8」の出来の良さに頼っているのであまり出番はなさそうです。

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