2018年8月29日水曜日

Vegas Pro 16 ストーリーボードとタイムラインの相互連携

 日本では当分先かもしれないけど本家では「Vegas Pro 16」がリリーズされました、消滅するかと思っていたNLEソフトですが開発元が変われば変わるもので着実に進化していきます。
今回は本家からダウンロードし、とりあえず30日体験版としてインストールしバージョンアップのお布施を払うだけの価値あるものか?逐一試してみたいと思っています。

今回のバージョンアップの目玉は
・ストーリーボードとタイムラインの相互連携
・高度なモーショントラッキング
・世界最高レベルの手ぶれ補正
・360°編集サポート
・プロレベルのVSTオーディオプラグイン
・UIの高DPIスケーリングの改善
・ベジエマスキングOFXプラグイン
・Tiny Planet OFXプラグイン
・広範なバックアップファイルオプション

 記事を書く時間が取れないので今回は「・ストーリーボードとタイムラインの相互連携」についての個人的感想です。
・使いやすくなったメディアウインドウ
映像編集の第一歩は「メディアウインドウ」にアセット(映像・音声・静止画などなど)を読み込みトリマーで必要部分を選択してタイムラインに配置する3ポイント編集、もしくはタイムラインに直接配置必要な部分を選択する方法があります。
この最初の手順で映像クリップの内容が確認できてタイムラインに素早く配置出来きる機能をアドビ様は数年前から実現しており、編集時間にリミットがある撮って出しの現場では重宝した機能にやっと追いついた感じがします。
「Vegas Pro 16」では「プロジェクトメディアウインドウ」で映像のサムネイルをなぞることで内容が確認できる点と「Ctrl」キーを押したままマウスのホイールを回すことによりサムネイルサイズが変更できるようになりました。
願わくば「Adobe Premiere Pro」並みに「内臓エクスプローラー」ウインドウでドライブレターにあるフォルダ内の映像サムネイルでスクラブによる再生プレビューできれば実に有難いのですが残念ながらサムネイルサイズの変更だけで「内臓エクスプローラー」がら直接タイムラインにクリップを配置するスタイルの筆者には少し物足りなさを感じました。

・ストーリーボードビンとタイムラインの相互連携
今回の目玉の一つでもある「ストーリーボード」機能で「ビン」に読み込んだ複数のクリップをタイムラインに配置する場合は「ビン」フォルダーをタイムラインにドラッグし一括してクリップを配置できるようになりました。
映像のサムネイルでスクラブで映像の内容クリップのインポイントとアウトポイントを大まかに指定できるトリマー機能が追加されました。
映像トラックに配置したクリップの部分は「プロジェクトメディアウインドウ」のサムネイルに使用部分が表示されますが同一クリップを分割して映像トラックに配置したら最後の使用部分のみの表示となります。

筆者はトリマーを使用しないでタイムラインに直接クリップを配置して不要な部分をカットする編集スタイルで、正直この機能の有難さが感じられませんが、連係動作でタイムラインに配置されたクリップのインポイントとアウトポイントが表示され使用中のクリップが確認できるようになったの便利ですが、トリミングしない場合は使用中かどうかはわからずタイムラインで使用中のクリップには何らかの表示が必要だと思います。

・ストーリーボードビンのメインタイムラインの活用
最短手順でタイムラインへクリップを配置する場合は「内臓エクスプローラー」を別窓にして「ストリーボードビン」の「メインタイムライン」へ直接ドラッグすると自動的にタイムラインに並べられていきます。

だからこそ「内臓エクスプローラー」でサムネイルをスクラブして再生できる機能が欲しくなります。
今回は編集の入り口について簡単に触れましたが「Vegas Pro」にしてはかなりの進化だと感じましたが「Adobe Premiere Pro CC2018」の「プロジェクトウインドウ」の充実ぶりを知るものからしたらやはり物足りない感は否めません。
上の画像は「Adobe Premiere Pro CC2018」の「プロジェクトウインドウ」ですがスクラブの際はシークバーが現れるので扱いやすさはこちらが上です。

以上あくまで独断と偏見のレポートで申し訳ありませんが、今回はここまでで時間切れです。

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