2016年4月26日火曜日

インテル「Compute Stick STK1AW32SC」スティックPCは

 熊本県を震源とする地震により被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。と口先だけではどうにもならないので配布は遅れますが被災者に直接支払われる義援金を寄付させていただきました。
 我が家は熊本地方の震源地から100Km以上離れているとはいえ震度5+の激しい揺れで、うちのかみさんが、ワナワナとわめいていました、息子も益城町で勤務しており生きた心地がしなかったと話していました。

 大きな災害が発生するたびに思うのが、連日、甚大な被災現場の特に酷かった場所で家屋の倒壊や土砂災害などの映像を各局で入れ替わり立ち代わり過熱な報道し不安を煽り立てています。
 救難活動の上空を我が物顔に飛び回り取材するヘリコプターの騒音で防災無線やき緊急の町内放送が全く聞こえない!自衛隊、警察、消防の救難ヘリの活動を邪魔する、大きな避難所や救難現場近くに必ず中継車が集中し駐車場を占有する、報道陣が群がり通路を塞いで活動の邪魔する等々・・若かりし頃は救難する立場にいたのでメディアの過激な取材は災害救助や支援の邪魔な存在以外の何物でもなく、報道部は人様の不幸をネタにメシ食っているのですね。

 怖いもの順に「地震雷火事親父」といわれますが、自然の災害も確かに怖いけど、戦争で殺し合い何百万の命を奪ったり、原爆で一瞬にして、数十万の命と建物の破壊など、やはり人間のやることが遥かに怖いと思っています。

これからが本題です。

◆ スティックPC
 映像の重たい処理がないときはスティックPCを使用していますが、正直Atom Z3735F(Bay Trail)のCPUは時々我慢が必要な処理速度でもあります。
 家庭で使用していたスティックPCを息子に持っていかれ一向に返す気配がないのと、4K解像度表示が欲しくて、Atom x5-Z8300(Cherry Trail)搭載で某パラのスティックPCが1万3千台まで値下がりしたため飛びつきましたが・・プリンタードライバーがインストールできない、Micro SDが時々認識しなくなる不具合があり初期不良で返品し、5,000円ほど高くなりますが、代わりに入手したのがインテル製の「Compute Stick STK1AW32SC」です。

 このスティックPCは英語版のWindows 10 homeで日本語化やIMEの選択は最初のセットアップで可能ですが、いかんせん英語版がベースなのでアクションセンターやコントロールパネルなどは英語表記のままで英語表示に慣れてなく日本語版のWindows 10をクリーンインストールしました。

 マイクロソフトのアップグレードサイトから「 MediaCreationTool」をダウンロードしてMicroUSBインストール メディアを作成し、カードリーダーを接続してのクリーンインストールで方法は「アクションセンター」から実際は英語表示されており「すべての設定」「更新とセキュリティ」「回復」「PCの起動をカスタマイズ」で再起動します。

「オプション選択」の「デバイスの使用」を選択クリックしてUSBドライブが表示されますのでクリックしてOSをインストールします。
 

◆ チップセットドライバーのインストール 
 インストールしてデバイスマネージャーを見るとグラフィックドライバーやチップセット関連のドライバーは自動では認識されないのでインテルのドライバーをダウンロードして手動でインストールする必要があり特にチップセットとグラフィックドライバーは必ずインストールする必要があります。
 ◆ 使用感
  Atom x5-Z8300(Cherry Trail)はAtom Z3735F(Bay Trail)と比較すると第2世代だけに動作がキビキビした感じがし、MSオフィスやネットブラウジング、チューナーなどはストレスなく使用できても、やはり搭載メモリーが2GBだけにマルチタスクの使用には向いていないようで、4Kディスプレイで表示できるのは驚異的で実にありがたいのですが、所詮低スペックのPCには変わりないので4Kディスプレイでの動作は緩慢になり2.7Kや4Kの動画再生はカクカクとして引っかかり厳しいようでスムーズなビデオの再生は2Kサイズが実用上限ではないかと感じます。

 USB3ポートが追加され2.5インチの外付けHDDは一応動作しますが、容量が多く消費電力が多いHDDは動作してもWi-Hiが動作しなくなったり、Bluetoothキーボードとマウスの動作がおかしくなったり、おそらくHDDに電力を取られて動作しないと思いますが、これがスティックPCの限界かもしれません。

 Windows 10 homeがOSだけで14,000円するのに2万円以下でOS込みの価格で4Kディスプレイでテレビを見ながら、IEでAmazonプライムビデオの映画鑑賞、FileVisor7でフォルダを表示し、Fire FoxでブラウジングでCPUとメモリーは限界に近くなっても必死になって稼働するのは正直驚きです。
PCの選択は何のために使用するか?ゲーム、映像制作、会計、事務、ウエブ、メールなどなど様々な用途で目的も千差万別でPCも当然目的に合ったスペックを満たさなければならない世界だと思っており、重たい3DゲームにはGPUの性能が、3DモデリングにはCPUの性能が、CAD、医療分野などにはOpenGLの性能がそれぞれ要求され用途にマッチングしたCPUやGPUなどを選択する必要があり、個人的にも映像制作にはそれなりのスペックを満たしたパーツで構成したPCを使用しています。
しかしネットのビデオ鑑賞、PCでのテレビ鑑賞、伝票印刷、オフィス、会計、ネットブラウジングなど負荷が少ない用途ではスペックオーバーであることも事実で、このような用途では実に目的に合致したのがスティックPCで人気が出たと感じています。
以上、例により個人的な独断と偏見の見解です。

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