私的見解ですが Vegas ProやSony Creative Softwareのその他のアプリでソースネクスト様に移譲された時点でその製品開発は終了したと勝手に解釈しています。
従って、今後のバージョンアップは見込めるはずもなくSony Creative SoftwareはCatalyst Productionへ移行するものと考えます。
4K編集に関しては Vegas Pro 13を使用することは個人的にはあり得ません、正直言って出番がないのが実情です。
しかしウエブリブログでVegas Proを奉(たてまつ)りそれなりの記事でVegas Pro信者を増やしたのも紛れもない事実だと思っています。
ネットの記事を参考にした結果については責任を負担する必要はないと考えていますが、金銭が伴うと話は別でVegas Proをインストールし販売したPCもあり瑕疵(かし)期限はとっくに切れているので知らないで済まされますが、今後の付き合いのことを考慮すると道義的にもサポートを放置できない個人的な事情もあります。
そんなわけで使用しなくてもインストールしているVegas Pro 13について触れてみます。
◆ Vegas ProでV-Log L編集
「Vegas Pro 13でパナソニックのV-Log Lは扱えないの?」このような質問があり以下手順であくまで我流です。
Vegas Proに標準でV-LogのLUT(ルックアップテーブル)を直接扱えるエフェクトはありませんが標準エフェクトで「Sony色補正(セカンダリ)」といった強力なエフェクトがありガンマとゲインなどを少しいじれば、LUTを使用しなくてもそれなりの表現でごまかせるのですが、それを言っては身も蓋もありません。
◆ VisionColor OFX LUT Pluginを使用
幸いなことにLUTが読み込めるプラグイン「LUT Plugin for Sony Vegas 13」は無償で使用できるので「Free Download」をクリックしカートのページで必須事項を記入して購入手続きをすればシリアル番号の発行とダウンロードリンクが表示されます。
インストールの際にシリアル番号を入力すれば 「VisionColor OFX LUT Plugin」が追加されます。この手順はこの記事を読んでいる方には「釈迦に説法」になりそうで省略します。
Vegas Proには調整レイヤーの概念がなく、代わりに1本のトラックに丸ごとエフェクトが使用できるのでトラックエフェクトを使用しました。
「VisionColor OFX LUT Plugin」を選択したら「参照」をクリックしてパナソニックのサイトからダウンロードし解凍したLUT(ルックアップテーブル)を読み込みます。
読み込めるのは「VLog_to_V709_forV35_ver100.cube」と「VLog_to_V709_forV35_ver100.txt」どちらを読み込んでも結果は同じになります。
補間法は3種類選択できますが「nearest」を選択するとバンディングが発生するので「リニアー」かデフォルトの「テトラヘドラル」を選択したほうがよさそうです。
「VisionColor OFX LUT Plugin」では単にLUTの読み込みだけで、細かい補正はできないので「Sony色補正(セカンダリ)」あたりを使用して細かくカラーを追い込む必要があり4K/30p 8bit 4:2:0の色情報を扱っていることを忘れて極端な補正するとバンディングが発生します。
問題なのがレンダリング時間でSony XAVC Intra 3840x2160-29.97pで1分のクリップを書き出したら18分かかり実時間の18倍はさすがに実用になりません。
YouTubeにアップロードするための設定はMainConcept AVC/AACを使用しカスタムフレームサイズで出力しGPUを使用しない設定でレンダリングに実時間の10倍で10分ほど要しました。
個人的に設定したプリセットです。
レンダリングした映像です。
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