2019年2月24日日曜日

久々の販売促進ビデオ制作(環境音の処理)

久々の更新です。一応このブログも自分のサイトに紐付けしている関係で毎日更新しアクセス数を稼ぐとか「いいね」が欲しいSNSとは一線を引いて基本的に自分で実践した事項を備忘録的な要素として書き溜めておりネット上には同様の記事が存在するかもしれませんが人様の記事の受け売りだけはやっていません。

今回は、大手自動車損害保険の支店様から商品の販売促進のセミナー向けDVDビデオの制作依頼の電話の問い合わせがあり、担当者と様々な会話をし、地方の支店レベルで販売促進ビデオの製作の厳しい予算に足元見ることなく提示された制作費で承りました。
撮影の趣旨は損保代理店の売り上げ販売促進・・今回は、支店の会議室で商品売り上げベスト5の代理店の代表者に販売ノウハウのインタビューを収録しDVDビデオとして納品するケースです。

編集は「Adobe Premiere Pro CC 2019」によるカット編集と「Adobe Photoshop CC 2019」で作成したテロップの挿入の単純なプロジェクトですが、問題は座談会形式でインタビューに答えた男性の声が低かったので下図のような波形になっています。
ゲインが低い音声をゲインアップすると会議室の空調のファンなどの環境音も増幅され、AV業界ではゲインアップに伴う環境音には無頓着な作品、そもそも音声の処理すら放置した作品を見かけますが、一応それなりの報酬をいただくからには、きちんとノイズ処理とラウドネスを一致させる必要があります。


このようなケースでは前のバージョンでは「Adobe Audition CC 2018」に丸投げして音声処理をしていましたが、製作費が厳しい予算ゆえに何とか「Premiere Pro」で完結出来ないか?オーディオエフェクトを探すと聞いたこのがない「クロマノイズ除去」なるエフェクトがありゲインを18㏈まで上げてクリップを再生しなが下のスライダーで58%ほど上げると見事なくらい環境音が消えていましこのエフェクトは確かに使えそうです。

最後にクリップFxエディターで少しいい声にして整音が完了し、従来のノイズリダクションみたいに環境音をいったんプリントしたデータをもとに補正するノイズリダクションと比較すると雲泥の差でソフトウエアも進化していることを実感します。

以上、「Adobe Premiere Pro CC 2019」による今年最初のまとまった金銭を伴う編集でよくよく考えると昨年からシンプル志向の作品ばかりでAEを使用した凝ったプロジェクトが少なくなっているような気がします。

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