2018年6月21日木曜日

今更ながらのVegas Pro 15による バッチエンコード

 個人的な用途で最近よく使うようになったのが「Vegas Pro 15(361)」英語版でH.264、H.265(HVEC)のレンダリングを「Intel QSV」や「NVIDIA NVENC」を使用すると画質もそこそこで、何よりレンダリング速度が劇的に早くなったのが使用頻度が増えた理由です。
しかし「NVENC」によるレンダリングで面倒な編集たとえばピクセルサイズが大きい静止画など使用するとメモリーエラーが発生しレンダリングがストップするなど「NVIDIA」のGPUには様々なバグがあるのも事実ですが、単純にカット編集したプロジェクトは「NVENC」によるエンコードには問題がないので使用しています。実際にレンダリングがどの程度早くなったか「Adobe Premiere Pro 2018」と比較してみました。

「Vegas Pro 15」で編集した4K(3840x2160 ピクセル)23.976 fpsのクリップをカット編集した18分のプロジェクトを「MAGIX AVC/AAC MP4」を選択し「NVENC」使用で下図のカスタムセットでレンダリングすると実時間以下の約16分で完了しレンダリングの遅さでうんざりしていたVegas Proシリーズとは思えない進歩ぶりです。
このプロジェクトを「Export」「Final Cut Pro7・・(*.xml)」でプロジェクトを書き出し「Adobe Premiere Pro 2018」で読み込みエンコーダーにキューを送りレンダリングすると・・


以下「Adobe Media Encoder CC 2018」のログファイルのコピペでレンダリングに20分ほど要しました。
- ソースファイル : C:\Users\info2\AppData\Local\Temp\EDIT181.prproj
 - 出力ファイル : \\LANDISK-01\disk1\ASF\Render\Adobe RenderTest 4K.mp4
 - 使用されているプリセット : カスタム
 - ビデオ : 3840x2160 (1.0), 23.976 fps, プログレッシブ, ソフトウェアのみ, 00:18:24:02
 - オーディオ : AAC, 320 Kbps, 48 kHz, ステレオ
 - ビットレート : VBR, 1 パス, ターゲット 10.00 Mbps, 最大 15.00 Mbps
 - エンコード時間 : 00:20:09

「Vegas Pro 15に欲しいエンコーダー」
「Adobe Premiere Pro 2018」にあって「Vegas Pro」に無いのが独立した「メディアエンコーダー」でシーケンスの概念がない「Vegas Pro」にこそ、複数のプロジェクトをまとめてレンダリングできる独立エンコーダーが個人的に是非とも必要な機能ですが、ないものねだりしても仕方ないのでスクリプトを使用したバッチエンコードのメモ書きで、この機能はVegas Proシリーズの古いバージョンでも搭載されており方法は知っており、当時は3台のPC「Vegas Pro」のインストールが許可されていたのでPC2セット並べ編集が終わたプロジェクトを保存し隣のパソコンでレンダリングの繰り返しで不便を感じませんでしたが、最近はレンダリング中に除草・植木の選定作業をPCから離れて並行してやることが多くなり以下「Vegas Pro」をエンコーダーとして使用するための備忘録です。

・前提条件
まとめて複数のプロジェクトをレンダリングするにはすべてのプロジェクトの設定で解像度やフレームレイトを同にする必要があり、この点が様々なフォーマットを混在してレンダリングできるエンコーダに劣る点です。

・エンコードプリセットの保存
標準のプリセットはビットレートが高めに設定してあり自分の環境に合わせたプリセットに分かりやすい名前を付けて保存しておきます。

・プロジェクトファイルをタイムラインに配置
「Vegas Pro」のエクスプローラから編集済の複数のプロジェクトファイルをタイムラインの適当な位置に配置します。

・レジオンを挿入する
それぞれのプロジェクトの範囲を選択し「レジオン」ボタンをクリックし名前を入力しますがファイル名は入力するだけ無駄かもしれません。

他のプロジェクトも同様に「レジオン」を入れます。

・スクリプトの実行
「ツール」「スクリプト」「Batchi Render」を選択し、元々このスクリプトは完成したプロジェクトをDVD、Blu-ray、WEB、SNSなどの様々な形式のフォーマットをまとめてレンダリングするのに重宝して使用していたスクリプトです。

ベースファイルネームと保存フォルダ指定し「Render Regions」ボタンを選択し「OK」をクリックすると複数のプロジェクトを一括でレンダリングが出来るようになり、ファイル名はベースで指定した名前にプリセット・レンダリング順番の数値「MVMAGIX AVC-AAC MP4_1080-30p  (Intel QSV) 4-6Mbps 192AAC[0]」となり、ファイル名変更が少し面倒ですが個人的に非常に重宝しているスクリプトです。

2015年「Sony Creative Software」の12製品の国内販売をソースネクストが独占契約したときは、一世を風靡しながらも開発がストップし世間から見放されたソフトの行きつく先がソースネクスト様で叩き売り状態、ソフトウエアの墓場と思っており(失礼)正直「終わった!」と思って手を引いていましたが、その後ドイツの名門MAGIX社に開発・販売が移譲され「Sony Creative Software」の「Vegas Pro」「SOUND FORGE」「SpectraLayers Pro」なども次々とバージョンアップしており開発がストップしていたと思い込んでいた「ACID」も64ビット、VST3などの魅力ある機能で「ACID Pro 8」を10年ぶりにバージョンアップさせるなどソフトウエアだけで稼いでいる開発元のやる気が見えてきます。
ハード・ソフトウエアーは進化しなければ置いて行かれる運命だと思っており、その進化についていかなければ置いて行かれると考えており、年は取っても過去の栄光にすがることなく最新のテクノロジーに追従する努力は怠らないようにしています。
「Vegas Pro」に関しては一時期は墓場に入りそうになりましたが人一倍愛着があるNLEソフトでもあり開発が継続し、「NVIDIA」との相性問題の修正と更なる機能がアップすることを期待しています。

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