2016年3月9日水曜日

LUMIX DMC-GX8

 早いものでいつのまにか3月です。3月といえば5年前の未曾有の災害を思い出してしまいます。 未曾有で思い出すのは民主党の政権交代前に麻生総理が「みぞうゆう」と読み間違った映像を繰り返し放送して、本来は評価されるべき政策を黙殺して総理は頭が悪いと思わせる情報操作と政権交代の一大キャンペーンに国民は騙されてしまいました。政権交代のせいでその後日本がどうなったかは周知の通りです。しつこいくらい書いていますが日本のメディアは真実を伝えないので鵜呑みにしないで自分で何でも見極める必要があります。
 

LUMIX DMC-GX8入手
 最近入手した「LUMIX DMC-GX8」は身内が本体のファンクションキーが外れて保証書なしのジャンク扱いでオークションに出品された商品を格安で落札したものです。
販売店で購入する製品は添付されている保証書より販売を証明する領収書や伝票などが保証書の役目を果たすようになりました。
これは在庫処分などで製造した日から数年経過して販売した製品にも保証が受けられるためのものだと思っています。
 しかし、発売後わずか半年でファンクションキーが外れるなどあってはならないことで、近くのサービスセンターに持ち込んだら販売証明や領収書などがなくても、無償修理で対応してくれたとのことでした。
 このカメラはストリートフォトとは言われていますが、本来の使用目的である毎日仕事中に持ち歩くには微妙な大きさと重さ・・更に多機能で使いあぐねていたらしく、筆者が収録中にメインカメラが万が一故障した場合の保険として所有していたサブカメラ「LUMIX DMC LX100」と交換して欲しいと美味しい申し出に、お互いの思惑が一致して願ったりかなったりで手に入れたものです。

LUMIX DMC-GX8」のレビューなどについては語りつくされているので、今更とやかく書くのも気が引けますが、GH4は完全に動画を意識した設計ですがGX8はどちらかと言ったら画素数の多さとバッテリー容量、収録できるビデオフォーマットからオールイントラなど省略されGH4と比較すると動画より静止画撮影を意識した設計に思えます。
 なんだかんだ言っても設計が新しい分GH4と比較したら、ボディ内手ブレ補正、AF性能向上など魅力的なカメラに仕上がっています。

 LX100でもブライダルの取って出しには十分すぎる動画性能ですが、さすがに、あのサイズではクライアントに失礼と勝手に思っていますが、GX8は外部マイクでも取り付けたらそれらしい格好になり気兼ねすることなく使えそうです。

互換バッテリー
 どこのメーカーでも言えることですが純正バッテリーは価格が高くて互換バッテリーがもてはやされていますが、一発勝負の現場で使うとなると、互換バッテリーの使用はさすがに躊躇するもので、ここは保険と考えて泣く泣く純正品を使用しています。
GX8のバッテリーはDMC-FZ1000 DMC-FZ200 DMC-G5 DMC-GH2などでも使用されている「DMW-BLC12」はAmazonで5,281円、幸いなことに全く同じ仕様のシグマの純正バッテリー「BP-51」はヨドバシ・ドット・コムで送料込み2,030円でパナソニックの半額以下で購入できるので、筆者を含めて、こちらの製品を使用しているパナソニック製カメラユーザーは多いはずで、パナソニックの純性品は、いくら何でもこのサイズと容量は、ぼったくり過ぎですよ!
 
 個人的にはパナソニックのデジタル一眼カメラは静止画撮影の用途でなく動画収録用で使用しており、スチルがメインであれば迷わずC社とかN社のカメラとレンズを選択するはずですが、ブライダルがメインの動画となるとフルサイズセンサーでは被写界深度が浅すぎて一発撮りに対応できるほどの技術はなくマイクロフォーサーズマウントくらいが重さや適当なぼけ味などバランスがいいような気がします。

話は変わり
 公共放送で金曜日に放映される「ドキュメント72時間」この番組、ついつい見てしまうのですね・・きっかけは2015年7月10日放送された筆者の隣の市で24時間営業する「福岡・久留米 とんこつラーメン物語」で家から7Kmほどの場所にあるので何となく見ていると、ラーメンを食べに来る客の様々な人間模様や人生のドラマが描かれており、このような普通の人が対象となる人間ドキュメントの番組は個人的には大好きで、この日から放映時は欠かさず見るようになりました。
この種の番組を放送するためには取材許可や取材対象者の撮影許可と放映の同意などの苦労、さらに演出効果の「やらせ」?は否定できなくても、様々な苦労が垣間見られ、作品作りの参考にしています。

そんなわけで
 先月、とある祝賀イベントが久留米市のホテルで開催され個人的にも少し関わっていたので参加して、帰り際にブライダルサロンに立ち寄り、そこでエンドレスで自慢げに上映されていた撮って出しの映像を拝見しました。
 映像はクレーンやスライダーを酷使し、全編スロー再生、フルサイズセンサーらしいぼけ味、ネットでよく見る撮影・編集技術を真似したもので、唯々・綺麗な映像で個人的な見解ですがストーリー性のない明らかにパクリの技法で何も伝わるものが感じられませんでした。
 心に響く映像は?何度も書いていることですが筆者がクライアントから求められる映像は、ごく限られた人しか見ることはありません、見る人が決まれば撮影方法が決まる、これが持論、そこには技術的な小手技ではなく「心をつかむ」センスと感性が必要だと考えます。

センスと感性とは言ったものの・・
 ブライダルの撮影現場では多少ボーズや動作に注文をお願いすることはありますが、ほとんどやらせ無しの現場です。
 お金を頂戴しているからにはストーリー性を追及するために、どんな映像が必要なのか?瞬時に判断できる能力が求められます。
 自分の手の内さらすようでいろいろ書きませんが、例えば新郎新婦がゲストの席に手書きのメッセージカードを置いていたら・・・席に座ったゲストがカードを見てどんな反応をしたか?このような映像は多分、メッセージを一生懸命に考えて書いた新郎新婦が一番見たい映像だと思って抑えています。
 そのためには収録スタイルをある程度マニュアル化していても現場の空気を読んで必要と思われるカットは押さえておく、淡々と進行していく披露宴の進行の中から、いかにして心に響くシーンを撮影し編集するためにセンスと感性は必要だと思っています。
 最近は肝心のこの部分が年々、鈍ってきている気がし年には勝てない・・悲しい現実・・それでも技術や感性に「年は関係ない!」と強がりを言いたいものですが、もしかしたら、これが「年寄りの冷や水」と言われそうです。
 結婚式の撮影を依頼されたらYouTube に限定公開でハイライトシーンをアップロードしてスマホなどで、どこでも鑑賞してもらえるように公開しており再生回数はせいぜい40回前後です。この回数が多い少ない?の論議は別にして本人だけの限定公開で40回も再生してもらえた!前向きにとらえています。
以上、あくまで個人的な戯言とお断りしておきます。

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