2017年11月12日日曜日

映像規格・・8K

 久々出かけた地元のショッピングモールでNHKによって81インチモニター(畳一枚くらい)画面でNHK杯フィギアスケートの模様を8K試験放送の受信公開を行っていました。
音響は22.2チャンネルのシステムで確かに臨場感がある音声でスピーカーに耳を近づけるとスケートシューズのブレードのきしむ音まで聞こえていました。
個人的には4K収録・編集が基本で高精細間の映像に目が慣れているので8K映像がどの程度のものか気になるところで、しげしげと見たり係の職員に技術的な質問をしました。
4Kの映像の精細さ見たこともなく知らない、そもそも8Kの映像がどんなものかさえ理解できていない買い物客は無関心で15分ほどその場にいましたが誰も見ていませんでした。

 それにしても4Kの本格放送も始まっていないのにNHKは8Kに熱心のようですが一般の視聴者との温度差を感じました、個人的にも動きの速いフィギアスケートの選手の動きに対する解像感や臨場感は8K試験放送といえど4回転ジャンプをリアルに伝えるレベルではないと思っています。
 そんな中、前日の編集会議でローカル枠の夕方のニュースで受信公開の様子を放送することが決定事項のはずで、市内のイベント会場で何度か出くわしたNHKの属宅カメラマン?が、職員相手に音響や画面の技術的な質問した様子を、これ幸いに撮影を始めました・・
帰り際に8K映像の感想などについてインタビューを受けましたが、一般的に4Kの世界も知らない人に8Kの質問をされても、まともな答えが返ってくるはずもなく、現場のカメラマンはニュースとしてのソースの不足で困っていたと推測します。

 質問は画質・音響・将来欲しいか?などについてインタビュー内容、質問事項について8K映像と20個以上のスピーカーからの音声についての感想を語りました。
カメラマンにとっては地獄に仏?!忖度のコメント、その証拠にインタビューが終わったらさっさと帰っていきました、ニュースの取材を何度か委託され撮影したことがあり、その際見物者の数を多く見せかけたりする小細工は得意だったので気持ちは理解できます。
その様子が夕方のローカルニュース枠で報じられ、内容は職員に技術的な質問している様子と、インタビューの一部を「レベルが違う」「音がリアル」だけを切り取られており、相変わらず報じる側の都合のいいように編集され真意が伝わらないことを実感しました。

 その足で2階にある家電量販店に立ち寄り4Kテレビの売れ行きについて尋ねたら結構売れているらしく、BS・CSの4K放送について質問したら「チューナーが別途必要です。」と丁寧に説明してくれました。
総務省のロードマップ(PDF)によれば地上波については4Kの予定はなく、2015年に124/128度CSで4K実用放送が開始されていますが、BS、110度CSは2018年から実用放送の開始予定、2020年目指す姿は東京オリンピック・パラリンピック競技大会の数多くの中継が4K・8Kで放送されている。などの目標が掲げられていますが、現時点で電波経由で4Kを鑑賞するのはあくまで付加価値と考えるのが妥当で、その目的で4Kを鑑賞するために4Kテレビを購入するのは時期早々で、地上波のみテレビで見る人には4Kテレビは全く不要と思っています。
 テレビ=電波と考える近所の人が「4K放送がされていないのに何で売っているの?」と質問され、今のテレビはYotube、Netflix、Amazon(要Fire TV)、ひかりTV4Kなどの4Kコンテンツを見られ、今後4Kコンテンツも増えるはずと答えてYotubeにアップロードした4K映像を見せたら納得されたようです。



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