2017年5月30日火曜日

Huawei P10 64GB VTR-L29による4K映像は?

 昨年から使用しているスマホはHuawei  P9を使用していましたが、海外でHuawei  P10が発売され、個人的に新しい物好きの悪い性格は相変わらずで、海外のサイトではHuawei P10 64GB VTR-L29ゴールドが560USドルまで価格を下げてきたのと、使用中のHuawei  P9の引取先が決まったのでリスクは承知の上でポチってしまいました。

本当は他のカラーモデルが欲しかったのですが同じようなカラーであれば機械音痴の嫁さんに買い替えたのがバレないと考えゴールドを選択し案の定、全く気付く気配がありません。

 Huawei P10を選択した理由は「新しい物好き!」の一言、4K/30p動画撮影に光学手振れ補正機能、ドコモの「FOMAプラスエリア」800MHz帯(Band 6/band 19)山間部などでは必要不可欠なバンドに対応しているからです。
Huawei P10に関して開封の儀とかレビューは既に先輩方が書いておられるので省略しますが、以下個人的に特に動画機能を中心に気付いたことについてメモ書きです。

■ 指紋認識
P9でも指紋認識の精度は高かったのですがHuawei P10は更に精度が高くなり、登録した指先の向きには関係なく180度反対方向でも指を触れただけで瞬時に画面が表示されます。
指紋登録は5パターンまで登録できるので運転中を考慮して左人差し指、机上などに置いたままロック解除に右手人差し指、左手に持ったときに解除する左親指を登録していますが、なかなか便利でやはりロック解除は背面ではなく前面が正解だと感じました。

■ 主なプロバイダのアクセスポイントは登録済み
「設定」メニューから「その他」「モバイルネットワーク」「アクセスポイント名」を選択すると主要なMVNOプロバイダーが登録してあり何故か?自動判別で契約MVNOを選択しています。
■ カメラ機能
 やはり画質はレンズ性能が決め手と考えており何度も書いていますが画素数が多ければ高画質と勘違いしそうですが、画素数が多くても残念な画質の端末を手にしただけに、ライカダブルレンズを搭載しモノクロセンサーは2000万画素、カラーセンサーは1200万画素を採用しており、P9同様スマホにしては、それなりの画質が期待できそうです。

■ 動画
 Huawei P10は光学手ぶれ補正になっており補正による画角の変化はなくカメラメニューには手ぶれ補正の設定メニューはありませんが、特に動画撮影に関して光学手ぶれ補正による過信は禁物で特に細かい横ブレでもコンニャク現象が発生して手持ち撮影は少し厳しいようで、撮影時にパンする場合はゆっくりとした動作を心がけるべきで、基本はFIXだと感じました。
また前後に様々な被写体がある場合はフォーカスが迷い前後にふらつくのでピントを合わせたいところをタッチする必要があります。

 4K/30p映像はメインプロファイル、H.265 HVEC、ビットレート29.9Mbs、その他GOP等の構造は不明で、音声は2Chステレオ、AAC、サンプルレート48KHz、ビットレート192Kbps CBRでMP4でコンテナ化されています。
撮影された映像はH.264換算では60Mbs程度の符号化ですがレンズ性能も手伝ってスマホと思えないくらい鬼のような解像感ですが、現時点ではH.265 HVECではなく映像は多少ビットレートが高くてもH.264の方がよかったような気がしました。

 編集でやっかいなのがH.265 HVECでH.264より更に複雑なアルゴリズムで符号化されているので編集で糞重たいのは理屈上理解できていますが、そもそもH.265 HVECを読み込めないNLEソフトも存在して、某有名なソフトは読み込み時にフリーズしてしまい、筆者の環境で一番軽い編集が出来たのが「Movie Pro MX3」でYou Tubeにアップロードするため今回の編集に使用しました。
そんなわけでHuawei P10で編集を前提として動画を撮影する場合は1080/60pモードあたりが無難な気がしますが、それでは何のための4Kか分かりません、今後は4K/60pが撮影できるスマホが登場するのも時間の問題かもしれません。

Huawei P10は買いか?
 影像に関わっているとLeicaとか4K等のキャッチフレーズがつくとついつい反応して、散財してしまいHuawei P10に手を出しましたが、Huawei P9を愛用者がP10に買い換えるメリットがあるかと聞かれるとP9を使用した経験上、4K動画が不要であれば、少し進化した部分もありますが、スマホ使用と静止画がメインであれば、まだまだP9でも十分だと感じます。
P10は日本国内で販売されることは間違いないので発売後に価格が下がるのを待つか、バッテリーがヘタった頃にはP11が登場しているかもしれず、そのような時期に買い換えた方が賢い気がしてきました、以上慌てる乞食は・・何とかの見本みたいな話してした。

下の映像はHuawei P10を十分な光量がある昼間に撮影したテストクリップで自撮り棒を一脚代わりに使用して撮影したもので、手持ちではまだまだ光学手ぶれ補正の効果は厳しいようです。

それにしても凄い情報量でスマホでこんな映像が撮影できる時代になろうとは・・


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