2015年6月20日土曜日

Premiere Pro CC 2015のモーフカット

Adobe Creative Cloud 2015ですが、なんぼ新しいもの好きでも、さすがに編集用の主力PCにインストールする度胸はなく、予備のPCにインストールして試していますが、 Adobe After Effects CC 2015(以下AE2015)に関しては一部のサイドパーティーのエフェクトが不穏な動作やクラッシュしたりするケースがあります。プラグインのベンダーで、いち早く対応したのは「RedGiant」「VideoCopilot」で、まだすべてのベンダーが対応している訳ではないので、人柱になりながらも、しばらく様子を見ていきたいと思っています。



Premiere Pro CC 2015に関しては、特にセカンドモニターで4Kプレビュー時はコマ飛びなどパフォーマンスにかなり問題がありましたが、心持スムーズになったような感じがします。
今のところの問題点は4K編集で次に述べる「モーフカット」を使用しバックグランドで計算中にPhotoshop CC 2015を起動するとGeForceGTX960 2GBメモリーではメモリーがパンクしてプレビューが出来なくなる不具合があります。
何よりもメジャーアップデートで一番困るのが、新機能の追加でプロジェクトの下位互換性が失われることでイラレみたいに下位バージョンの形式で保存できるとプロジェクトの受け渡しに困らないで済むのですが、プロジェクトファイルだけに難しそうですね。

Premiere Pro CC 2015に追加された目玉とされるモーフカットは人間の顔に特化しインタビュー、講演、スピーチなどで話し手が「あー」「えー」や言葉を詰まらせた部分を カットすると編集点で「ピッ」と顔の表情が変わるジャンプカットを前後の映像を解析して加工し自然な話のつながりにする機能を試してみました。

モーフカットの出番はブライダルの祝辞などでよく見かける「エー」「アー」などの言葉詰まりや同じような内容でダラダラと繰り返す会社自慢などの不要なシーンのカットに威力を発揮しそうです。
モーフカットの使い方は実に簡単で編集点に「ビデオトランジション」「ディゾルブ」の「モーフカット」をドラッグし ます。

次にトランジション部分をダブルクリックしてフレームの長さを15フレームであれば「15」と数値入力しますが長くても20フレームくらいでしょうか?
 
トランジションの長さを決定するとバックグランドで分析が始まり、分析データは 手ぶれ補正の「ワープスタビライザー」と同様でプロジェクトファイルに記録されているらしく中間ファイルは作成しないのでディスクスペースを消費しないのがいいですね。

「モーフカット」は背景に変化と動きがあると特に人が移動していると幽霊みたいに人が消えたり出現したり不自然になります。

 いろいろ試行錯誤しプライバシーに配慮して映像や画像の掲載は差し控えますが、三脚使用でバストショットくらい、更に背景に動きがない、ごく限られたケースで威力を発揮しそうで、顔の向きが左右極端に違うとが、手持ち撮影など条件によってはかえって不自然になることが判明しました。

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